平和の歌

平和になればいい
それはこの世の大体の人の願いではあるけれど
他から与えられる平和ではダメなのです
自分達で掴み取ってこそ意味があります
自分の周りだけが平和ではいけないのです
全てが平和になってこそ意味があるのです

ねえ神様。
あなたは人の世が平和であるようにと願ってくれますか
叶えてくれなくて構いません
私たちはきっともう
自分達の力でかなえることが出来ますから
それが驕りだと言うのならそれでも良いのです
私たちは自分達の力を信じています
信じる力はやがて叶える力へと変わるのですから

もちろんきれいごとだなんて分かっています
今のままでは到底叶いそうに無いことや
人が争いをやめられないことも
だから人であれるという残酷な真実も
分かっているのです

けれどそれでも
私は平和を願うことをやめません
たった一人の非力な自分に落ち込むこともあります
それでもやめません
私は聖職者でもありません
だから喧嘩もするし嫉妬もします
でも最後には笑いあえるようになるのです
だから私はやめません
平和を願い続けます

それが罪というならば
きっと平和など何処にも在りはしないのでしょう



平和はきっと永久の願い